基本のポーズ③ Utthita Trikonasana (三角形のポーズ)
Utthita Trikonasana
Utthitaとは「広がった」「伸びた」という意味。
Triとは「3」、konaとは「角」を表すのでUtthita trikonasanaとは
三角形に全身を伸ばしたポーズとなる。
【正しい方法】
1、ターダアサナの状態で立つ。
2、息を吸い、ジャンプして両足を90センチから1メートルに広げる。
3、両足を広げた状態で、両腕を真横に広げる。
(両腕は床と平行、手の平は下向き)
4、右足先を90度外側に向ける。左脚先は少しだけ内側に向ける。
■ 左脚の内側を伸ばし、膝の後ろ側が伸びるように意識する。
5、息を吐きながら、上体を右に曲げて、右手で右の足首付近を持つ。
■できる人は手の平を床に付ける。身体が硬い人は右手をスネ付近に置く。
6、下側の右手と一直線になるように、左手を上に真っ直ぐ伸ばす。
■両足の後ろ側、背中の上部、お尻が一平面になるようにする。
7、この状態で伸ばした左手の親指を見つめ、深く呼吸をする。
約30秒〜1分間キープする。
8、ポーズを終える時は、まず右手を床から離して、息を吸いながら
②の位置に戻る。
⬇︎(反対側も行う)
9、左足先を90度外側に向け、右足先を少しだけ内側に向ける。
10、上記2〜8の動作を繰り返して、右側と同じ時間ポーズを行う。
11、息を吸いながら2の一に戻り、息を吐きながらターダアサナの
状態に戻る。
<効果>
・両脚の筋肉の調子を整え、凝り固まった脚とお尻の筋肉を緩める。
・軽い脚の歪みなら矯正することができ、筋肉を均等に発達させる。
・背中の痛みを取り除き、首の筋違いを治す。
・背骨全体の柔軟性が育つ。
<ポーズのコツ>
・後ろ足のヘリ(小指側)を床にシッカリと押し付け、脚を強い状態に
保つ。
・伸ばしている両腕を、それぞれ上下に更に伸ばし合う事で、胸が広がり
深い呼吸ができる。(呼吸に合わせて上下に広げると、胸も広がる)
・無理に手を床に付けようとして、身体が前のめりになるとポーズ全体の
バランスが崩れてしまうので、今の自分に合った位置に手を置く。
・顔を天井に向けるのが辛い人は、正面のままでも構わない。
<まとめ>
・この立ちポーズの基本・三角形のポーズは左右開脚の状態で
上体を横に曲げる事と、上体と首を回転させることを学びます。
また両足と両腕を正しい位置に持ってくる重要性を学べます。
開脚した状態で上体が自由に動かせるようになると、骨盤周辺の筋肉と
柔軟性、脚の強さが発達してきているという証です。
◎ 初心者のうちは無理せずに壁を背にしたり、補助の道具を使って
も構いません。気持ち良く穏やかな呼吸と共に行いましょう!!