基本のポーズ② Vrksasana (木のポーズ)
Tree pose
Vrksaとはサンスクリット語で木の事であり、これは木のポーズとなる。
【正しいポーズの方法】
1、ターダアサナのポーズで立つ。
2、右ひざを折り曲げて、左脚の内側に沿って上げて、カカトを左脚の
内モモの付け根に付ける。この時、右足のつま先は下に向いている。
3、この状態から、左脚で全身を支え片脚立ちになり、両手を上に伸ばす。
4、深呼吸をして30秒〜1分間この状態を保つ。(写真の状態)
5、終える時は両手を下げてから、タダアサナに戻る。
⬇︎(反対側も行う)
6、左ひざを折り曲げ、右脚で立ち同様に繰り返す。左右同じ時間行う。
7、両手を下げ、再びタダアサナに戻る。
<ポーズの効果>
・両脚の筋肉の調子を整え、平衡感覚を発達させる。
・集中力がつき、身体の中心をとらえる感覚が学べる。
<ポイント>
・一本脚でバランスを取ることを学ぶ
・バランスを取るのが難しい場合は、壁を背にした状態で立ち、
背中と壁が触れないくらいの距離で行う事で、転倒のリスクを防ぐ。
・足が上がりにくい人は無理せずに、上げられる位置に足を置いて行う。
(股関節が柔軟になってくると、足を高い位置に置けるようになります)
・腕を上げるのが難しい場合は、両手を腰に当てた状態をキープ
するだけでOK。
・上げている足のカカトで、伸ばしている脚の太もも内側をシッカリと
押すとバランスを保ちやすくなります。
・一本足に全ての体重をかけると膝などに負担が掛かるので、
足を強く保つ事と、腕をシッカリと引き上げ、身体全体を上に伸ばす事。
2つの力の間でバランスを取るのが大事なコツです。
<まとめ>
ターダアサナと同様に、大切な基本のポーズの1つです。
これから先、股関節を外旋させる動きが必要なポーズ(三角のポーズなど)を習得する為にとても良いポーズです。
木が強く根を張るように、足を地面に根付かせる意識で練習してみてください。