【ヨガ・初心者向け】ポーズの説明と実践

柔軟な身体とマインドは財産。

基本のポーズ④ Virabhadrasana II (英雄に捧げるポーズII)

                                            Virabhadrasana 2

これはインドの聖典、バカヴァドギータに登場する英雄 Virabhadrasanaへ

捧げるポーズである。

 

【正しい方法】

1、ターダアサナの状態で立つ。

2、息を吸い、ジャンプして両足を1メートルから1メートル20センチ

  に開く。

3、両手を水平に拡げ、手の平を下に向ける。顔は正面を向く。

4、右足先を90度右へ、左足先を少しだけ右に向ける。

  左膝の後ろから左脚を真っ直ぐ伸ばす。

5、息を吐きながら、太ももと床が平行になり、膝から下は、スネが床と

  垂直になるように曲げる。(両方の腸骨が床と平行になるように)

6、両手を、それぞれ左右方向へ伸ばし合い胸を広げる。

7、顔を右に向け、右の手を見る。左脚の後ろ側の筋肉を十分に伸ばす。

  ■ 両足、背中、お尻は一平面になるように。

8、深呼吸をしながら、20秒から30秒間この状態を保つ。

9、息を吸いながら曲げている右膝を伸ばし、2の状態に戻る。

     ⬇︎(反対側も行う)

10、左足先を90度左へ、右足先を少しだけ右に向ける。

11、上記5から8までの動作を繰り返す。

12、息を吸いながら2の姿勢に戻る。息を吐きながらジャンプして

   ターダアサナへと戻る。

 

<ポーズの効果>

・脚の形を整える。脚力がつき、ふくらはぎ、太ももの痙攣を緩和する。

・脚と背中の筋肉の柔軟性が増し、腹部内臓の調子を整える。

・股関節周辺が柔軟になり、腰への負担が軽減する。

 

<ポーズのコツ>

・胴体の中心を垂直に保ち、上体の両側を均等に引き上げる。

・腰を反らせ過ぎないように、尾骨を下に落としながら膝を曲げていく。

・曲げている脚の太ももの後ろ側が縮まないように、柔らかく保つ。

・曲げている脚の方にばかり上体が傾かないように、後ろ側への

 意識も忘れないように行う。

・両腕を上げたままポーズを行うのが辛い人は、両手を腰に当てた状態で

 膝を曲げていきポーズへ入ります。

・高齢や何らかの理由でグラグラしてしまう人は、壁を背にしてポーズを

 行うことも出来ます。

 

<ポーズのまとめ>

Utthita Trikonasanaと同様に左右開脚の基本ポーズである。 

これまでに学んできた立ちポーズは、より高度な前屈のポーズへの準備であり、立ちポーズを習得すれば前屈のポーズは容易に行えるようになる。

初心者の間はまだ体が発達していない為、無理やりポーズを深めるより、

呼吸に意識を向け、穏やかに呼吸ができる位置でポーズを行うと良い。